執着心を手放した結果、再び結ばれた夫婦の話

 

 

こんにちは。

 

今日は、執着心を手放したとある夫婦のエピソードをご紹介します。

 

執着心を手放すことで引き寄せられる未来がどういうものなのか?

が、少しでも伝わればいいなと思います。

 

 

【今日の目次♪】

 

 

 

 

 

執着心を手放せなかったことで強制的に離れなければいけない未来を迎える

 

今回紹介するご夫婦について簡単にご紹介します。

 

旦那さん(明さん)55歳

奥さん(萌さん)50歳

 

友人の紹介で知り合い、萌さんに一目ぼれした明さんが猛アプローチ。

当時、明さんは東京、萌さんは静岡に住んでいて、

毎週末、明さんは静岡にある萌さんの実家に車で行っていたと言います。

 

しかもこれ付き合う前の話で、

萌さんは明さんのご両親とどんどん仲良くなっていき、

萌さんのお母様からかなり気に入られていたと言います。

(・・・明さん、なかなかやりますね。笑)

 

萌さんが22歳の時に子どもができ、それをきっかけに結婚。

 

 

そして3年後に二人目を授かり、家族4人で生活をしていましたが、

時々、明さんの浮気が発覚し、何度も離婚を考えながらも、

子どものことを思って、萌さんは離婚には踏みとどまってきました。

 

 

これはのちに、萌さん自身も「執着していた」と話しています。

 

 

 ただ、明さんの女性問題以上に金銭的な面で離婚せざるを得ない状況になり、

上の子が中学3年生、下の子が小学生のとき離婚。

 

 

お互い「離れたくない」という強い気持ちと執着心から、

なんども離婚を踏みとどまってきていましたが、

結局は、離れなければいけない状況になってしまったのです。

 

 

 

執着心を手放すことは簡単なことじゃないからこそ手放す選択をする

 

明さんは、離婚はしたくなかったそうで、

離婚した後も、しょっちゅう萌さんに連絡が来ていたようです。

 

「子どもたちはどうしてる?」

「今度の休み、久しぶりにみんなで出かけない?」

 

決して、お互いが嫌いになって別れたわけでは無かったので、

明さんから連絡が来るたび、萌さんは心が揺れ動いてしまっていたと。

 

 

 

萌さん

「今でも思うんだけど、私は離婚してよかったと思ってる。

最初は離婚しないで我慢していたけど、それは”子どもたちのため”と言いつつ、

なんだかんだ彼のことが好きだったから、

子どもたちを理由に離婚を決断しなかっただけだろうなって。

 

でも、一度離れて、彼からの連絡にも対応しないことで、

すごく寂しかったし孤独を感じたし、

自分一人で子どもたちを育てていかないといけないことに対しての

責任感で押しつぶされそうだった。

 

本当は彼にすがりたかったし、頼りたかったし、

連絡を取っていたいと思っていたけど、でもあえて我慢をしたの。

 

きっと、このままだとお互いに良くないと思ったから」

 

 

 

明さん

「正直、本当に離婚はしたくなくて。

もともとは自分の浮気や金銭的な面で迷惑をかけてしまっていたから

自分勝手なことを言っているとは分かっていたけど。

 

彼女とだけじゃなく、子どもたちとも繋がりが無くなってしまうのは辛かった。

なんとしてでも繋がっていたいっていう気持ちが強くて、

今思えば執着していたんだなと。」

 

 

 

萌さんは、さすがに子どもたちと明さんの繋がりが切れてしまうことは、

可愛そうだなと感じたそうで、明さんと子どもたちには

個人的にやり取りするよう伝えたそう。

 

 

そうすることで、萌さんは明さんとは直接接する機会を無くして、

明さんから離れる選択をしたと言います。

 

 

 手放された執着心がプラスに変わっていく

 

そんな二人ですが、今は一緒に暮らしています。

でも、籍は入れていません。

離婚したまま、いわゆる事実婚のような状態です。

 

そして、今お二人は毎月のように旅行に出かけていて、

離婚する前よりも幸せだと言います。

 

 

 

萌さん

「彼から再婚したいと言われたときは、正直驚いたの。

もう恋愛感情なんて無いんだけど、でも好きだったしそういってもらえて嬉しかった。

 

でもね、また籍を入れるのは違うと思ったの。

というか、彼とまた結婚してしまったら同じ墓に入らないといけないじゃない?

それは断固として避けたかったのよね~(笑)

彼のことは好き、でもまた籍を入れてしまったら、

彼はまた私に甘えるだろうし頼ってくる。「再婚した」ということに安心して。

 

私も一人の人間だし、もう彼の妻になるつもりはない。

彼に頼る気もないし、だからあなたも頼らないでねって。私に甘えないでねって。

私はあなたの母親じゃないわよって。

 

それでもいいなら、また一緒に暮らしましょうって言ったの。

また籍を入れて、苦労なんてしたくないしね(笑)

もう50だから、残りの人生くらい楽しく過ごしたいじゃない?」

 

 

 

そんな萌さんの強い意志に明さんも承諾。

 

 

 

明さん

「彼女から、ハッキリと再婚の意志がないことを言われて、

自分が彼女にいかに甘えていたかっていうのに気づいたよ。

そして、やっぱりこうやって自分の意志をハッキリ伝えてくれる彼女がいいなと思った。

 

離婚して、子どもたちが成人するまでの間ずっと離れていたけど、

一度離れたことはすごく良かったと今思える。

 

 

あのままずるずると関係が繋がっていたら、彼女は変わっていくだろうけど、

自分は変われないまま、結局また彼女に甘えて迷惑かけて、

それこそ、今みたいにこうやってまた一緒に暮らせてはいなかったと思う。

というか、それこそ絶縁状態だったかもしれない(苦笑) 

 

とにかく一緒にいたいという気持ちが強かったから、

再婚はしていないけど、今がすごく幸せだし、

こうなれたもの、彼女が一度僕と離れる決意をしてくれたからだと思ってるから

ホントの感謝してるし、頭が上がらない(笑)」

 

 

 

 

 後悔ばかりの人生になるのは過去にすがり執着心を手放せていないままだから

 

お二人は、お子さんが成人するまでの間離れることで、

お互いがいかに大事な存在であるのか?ということに気づけました。

 

 

これが、執着心を手放した先に待っている未来です。

 

 

 

以前も執着心についての記事を書きましたが、

執着心を手放したことで、二人は離婚する前よりも良い関係性を築けています。

 

それは、一度関係を断ったことでリセットがされたから。

 

 

 

 

執着心を手放すってことは、

二人の関係がまた今まで以上により良くなる選択なのです。

 

 

人は、どうしても過去にすがりたくなります。

過去の楽しかった記憶や幸せなエピソードを思い出して、

そこに浸りたいと思うのです。

 

何故なら、それはとても居心地が良くて安心できるから。

執着心を手放せないのは、過去にすがったままの状態でもあるという事です。

 

 

人生を良いものにしていける人ほど、過去にすがりません。

見ているのは、いつだって「未来」

 

前へ前へと、1日の少しずつでも前進していこう!という気持ちを持っています。

 

 

頭では分かっているけど、なかなかそんな前向きになれないです。

 

 

よく、こういう事を言われますが、

大丈夫です、大抵の人がそうだから(笑)

 

いつも後悔していたり、自分の理想の人生を歩めていない人が多いのは、

執着心を手放せず、過去にすがってしまう人ばかりだからです。

そうなってしまうと、いつも後悔していて幸せを感じづらい感覚になっていってしまいます。

 

 

 

 人とは違う選択をしていくことの重要性

 

ということはですよ?

この逆をいけば、自分の理想の人生に近づけるってことです。

小さなことにでも幸せを感じられる、満たされる感覚が持てる、ということ。

 

 

成功者が全体の数%しかいないというは、これと似ています。

大抵の人は、いつも同じ失敗を繰り返して、

楽な方の人生を選択していくのです。

 

自分が傷つかない方へ、変化のない道を、自然と選ぶ。

 

短期的な視点で見たら、

「やっぱりこっち(楽な道)を選んでよかった」と思うのですが、

長期的な視点で見たら、

「やっぱりあの時こうしておけばよかった」とか、

「あの時の選択は間違っていたのかもしれない」と後悔する人生になるのです。

 

 

 

後悔する人生が嫌だったら、

これから見ていくべきなのは「未来」ですよ、という事なのです。

 

 

 

いつも「過去」を見ている人生を歩んでいったら、

先ほども伝えたような後悔ばかりの人生で終わります。

 

 

多くの人が後悔の人生を歩んでいるからこそ、

そこでいかに周りと違う選択が出来るか?が重要になってくるのです。

 

みんな:過去にすがる、執着心を手放せない

 

のだとしたら、

 

自分は、未来を見る、常に前を見る、執着心を手放していく

という選択をしていくことで、違う未来を引き寄せられるわけです。

 

 

 

執着心を手放すことは、とてもエネルギーを使います。

本当は、手放したくないと思っているので、「いやだ!」という気持ちが強くなるんですよね。

 

 

小さい子が、欲しいおもちゃを持っていて、

親が「ダメだよ、返しておいで」と言ったら、

大声で嫌だ!と駄々をこねる光景ってありますが、それをイメージしてもらえたら。

 

 

「嫌だ!」と感じている時っていうのは、

自分の中にあるエネルギーをここぞとばかり放出するので、

とても疲れてしまいます。

 

 

疲れてしまうし辛いけれど、

大変な思いをした後は、必ず良いことが待ってます。

そして、そう信じることが大事です。

 

 

 

明さんと萌さんご夫婦のエピソードから、

少しでも何か前進するためのヒントになれば嬉しく思います。

 

 

 

あ、一句思いついたので書いときます(笑)

 

執着心

  手放した先に

     幸福な未来

 

 

ちょいちょい字余りですが(笑)これぜひ覚えておいてくださいね!